真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

道州制を目指せ、関西圏

[大阪府市再編]
◎今日(2010/02/02)、「大阪府市再編支援へ「橋下党」…今春にも結成」=from"YOMIURI ONLINE(読売新聞)"という記事に目が止まった。そこから抜粋引用。

橋下知事は、来年の統一地方選に向けて府市再編を公約に掲げる政治グループを発足させる意向を表明しており、新会派が受け皿となる可能性が高いとみられる。参加を決めた無所属府議の1人は読売新聞の取材に対し、「大阪の浮上には府市再編が必要。知事が動き出した今しかチャンスはない」と話している。
[平松市長は行政組織を現状維持]
「大阪府市再編で応酬──橋下知事「今の行政組織を壊す」/平松市長「政令市同士の連携を」」=from"日経ネット関西版"にあるように、「今の行政組織を壊す」橋下知事に対して、民主党系の平松市長はどうも行政組織に関しては現状維持であるらしい。
[行政制度を洗い出す]
◎「大阪の浮上には府市再編が必要」なのは、無駄な経費、2重3重の行政、効率の悪い行政制度を洗い出すためであろう。国政段階でも、それは痛感する。日本全体が借金漬けである。現状維持では衰退は必定である。
[行政制度の金属疲労]
◎国レベルでも、地方レベルでも、明治から続いた行政制度の金属疲労が甚だしい。国レベルでは政権交代によってそれが期待されている。果たしてうまくいくのだろうかという心配は強いが。
[行政制度の大改革を期待]
◎でもとにかく、国レベルでは政権交代によって一気にひっくり返る可能性があるが、地方レベルでは、「道州制」の導入によって、行政制度の大改革を期待したい。
[地方分権]
◎もちろん、国が「地方分権」を強力に推進すれば、地方レベルでは、好むと好まざるとに関わらず、地方自らが自律への道を歩まざるを得ない。それをしないと、地方自治の崩壊しかない。
[道州制の目的]
◎「地方分権」とセットになった「道州制」について私のブログ内検索すると、10記事が釣り上がってきた。その中で「道州制」を正面から捕らえた記事は、1)「市町村合併から道州制へ」(2006/11/26)と、2)「道州制移行が現実味を帯びて来た」(2006/11/28)と、3)「関西広域連合と関西州」(2008/07/30)とである。そこから抜粋編集引用。
合併の目的は何なのだろうか。1)第一が、お金の節約になる。2)第二は、合併によって使えるお金が増える。3)第三は、国から下りてくる"地方交付税"を減る方向にある。
[自由に使えるお金の捻出]
◎先ほど述べたが、「道州制」の導入目的の一つは、行政改革である。それによって必要経費を削減する。広域に渡る土地利用、道路計画などを目指せるようになる。つまり、最大の目的は自由に使える「お金」の捻出である。
[府県の特色を強調]
◎私は単に行政改革のためだけの「道州制」を目指すのではなく、関西の府県の特色を、「食(ショク)の大阪」、「雅(ミヤビ)の京都」、「鄙(ヒナ)の奈良」、「遊びの兵庫」、「憩いの和歌山」などなどのキャッチフレーズをつけて、それぞれの府県の特色を強調させたい。
[関連事業に重点配分]
社会保障、人件費、設備費、補修費などなど使い道が決まっている必要経費にほとんどを取られてしまう現代では、そのようなキーワードをつけて、その関連事業に重点配分する。
[巨大テーマパーク化]
◎いわば、「巨大テーマパーク化」である。例えば、京都の中央部、あるいは大部分を一つの巨大テーマパークとし見なし、建物、産業、交通、職種などなどを制限ないし指定してしまう。
[ボトルネック]
◎法律によって、「ボトルネック」(fromWikipedia)を作ってしまう。つまり、自由度を狭めて使用制限をかける法律を作るだけで、時間とともに特殊化がどんどん進んでいく。
[ガラパゴス島]
◎その極端な例が、進化論で有名な「ガラパゴス島」に見られる。また、日本もその傾向がかなり強く現れる国である。どうしても、島であれば、「純化」されやすい。
[呼び込みを図る]
◎しかし、使用制限をかける法律といっても、直球だけではなく、逆に、キーワードに該当する職種ならば、税制を優遇するなどで、呼び込みを図る。
[秋葉原は電器街として収束]
◎例えば、東京の「秋葉原」や大阪の「日本橋」は、戦後まもなく電器の街、道具の街として少し特殊化が進んだ。そのような小さな特殊化が時間とともに電器街として収束していった。
[海外からも押しかける]
◎そのことによって、あそこへ行けば、さまざまな電器製品があってしかも安いとなり、それらを求める人が日本中からも、海外からも押しかけるようになった。
[勝者の色が増える]
◎このように、一旦歯車が回り出すと、オセロゲームのように、勝者の色がどんどん雪だるまのように増えて巨大化していく。この典型例が、"Windows"である。
[吸収しながら大規模に]
◎電器製品を商わない店は客足が寄りつかず廃業し、その店が電気店に買い取られてゆく。そのように吸収しながら規模が大きくなった店はますます安売りで栄えた。
[関西を一大観光地域として推し進める]
◎その例で示したような流れで、関西を一大観光地域として、推し進めていくというというのは如何であろうか。これほど巨大観光地となれば、連泊も見込める。
[海外発信する観光庁に]
◎「観光地」といえば、私は以前にこのブログで1)「憧れの地日本を海外発信する観光庁に」(2008/10/02)と、2)「造幣局の通り抜けで感じた思い」(2008/04/20)という記事を書いた。そこから抜粋引用。
観光庁」を「官僚の天下り先」作りに利用されないように、本気で取り組む姿勢が欲しい。資源なき日本にとって、観光は大きな無形の資源なのだから。
[観光は大きな無形の資源]
◎天然資源のない日本にとって、「観光は大きな無形の資源」である。特に、地方にとって、「観光」はとても有望な資源である。各地方が自分たちの特色を発掘して自立して欲しいものである。
[外国人を呼び込む上での壁]
◎だが、「ガラパゴス島」日本にとって、外国人を呼び込む上での大きな壁がある。それは言語である。しかし、それを打ち破る手段も続々登場しつつある。
[通訳サポート電話]
◎そこで、また私のブログ内を「通訳」で検索してみた。釣り上がった内で、「英語が世界共通語の地位から転落する」(2007/07/15)と、「外国人向けの「通訳サポート電話」が設置」(2008/02/25)とが通訳を中心に取り上げている。
[ガイドと通訳者が常駐するコールセンター]
◎「街角案内所に通訳電話」と「通訳サポート電話」などが設置され始めている。これを国が積極的に取り組んで欲しいものである。全国に数カ所、ガイドと通訳者が常駐する「コールセンター」のようなものを設けてはどうだろうか。