真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ガッテン流速読術で速読の良さとコツが分かった!!!

ためしてガッテン
◎私はよくNHKの"ためしてガッテン"を見る。この前はカレーについての話を見た。以前(2010年4月7日放送)「速読術」に関する放送があったが見逃して残念だと思っていた。
ラクラク速読術「」
◎ところが、偶然午後にテレビをつけていると、「脳元気!ラクラク速読術」=from"ためしてガッテン - NHK"を放送していた。
注記)本文中に、"ためしてガッテン - NHK"からかなりの抜粋引用をした。一つ一つ表示していないが、「」をつけて表示に代えた。感謝、感謝。
「速読に関心」
◎私は、「速読」に関心があったので、このブログでも、「速読と遅読、自分探しと原石と」(2009/06/26)と「二種類の読書方法を比較してみた」(2008/11/08)と「集中力四度」(2008/12/02)で速読を取り上げた。
「速読に懐疑的」
◎速読に関心があったと言っても、速読を習得したいと思っていたわけではない。どちらかと言えば、速読には懐疑的(否定的)であった。
「無意識へ直接放り込む?」
◎懐疑的な点は、意識を通さずに無意識へ直接放り込むのではないか。そうだとすれば、取り出せる知識にはなりえないのではないかという疑い。
「意識が内容を取り出せる」
◎それに対して、今回の"ためしてガッテン"の説明で了解した部分があった。放送では、実験者が読んだ内容を解説していた。つまり、意識が内容を取り出せるのだ。
「文字⇒音読⇒意味経路」
◎通常、普通読みや遅読では、「文字⇒音読⇒意味」という経路を通る。この音読は、声に出す音読だけではなく、黙読も含めての音読。
「文字⇒イメージ⇒意味経路」
◎しかし、達人は、「つぶやかずに、パッと見て、意味をとらえる」読書である。速読では「音読」を飛ばして、「文字⇒イメージ⇒意味」という経路を辿る。「音読」言葉ではなく、「イメージ」化する。
「ACCの働きが活発」
◎「言葉」だけで覚えるのではなく、映像を「イメージ」しながら覚えると、ACCの働きが活発になるという。「ACCが活性化すると、大事な情報を効率良くイメージ化して頭に定着させていく」という。
参考資料⇒「記憶脳を刺激する!最新科学ワザ」=from"ためしてガッテン - NHK"
注)前頭葉(ACC)と前部帯状回の認知領域が協調して、ワーキングメモリ(短期貯蔵庫)の機能を実行している。
ACCは何かを覚えるときに「どれが大事な情報か」を選択し、それを後で思い出しやすいようにしておく働きがある。ACCは「いま、何が大切か」を考え、脳の注意が一方の行動だけに向いてしまわないようにする役割がある。ACCの働きが落ちてしまうと、「電話のみに注意を奪われ、アイロンのことをすっかり忘れてしまった」というタイプのもの忘れが起きやすくなってしまう。
「英語のまま理解」
◎「イメージ」化ということで、私は学生時代を思い出した。私は学生の頃(浪人中?)に、英語を習得しよう、英語を英語のまま理解できるようになろうと決心した。
「ひたすら英語を見る」
◎そこで、古本屋で、ペーパーバックの本を7〜8冊買い込んで、寝床で朝から晩までひたすら英語を見る(読む[音読]ではなく)ことにした。
「内容がイメージとして情景描写」
◎英語を読まずに、考えずに、ひたすら英語を見続けた。そうすると、十何日ヶ後に、突如、英語(の文章)を見ていると、その内容がイメージとして情景描写されてきた。あたかもテレビ映像が空中浮遊するかのように。
「文学作品に限られた」
◎あまりの嬉しさに狂喜乱舞の思いであった。ただ、残念なことに、英語がイメージとして情景描写されるのは、小説などの文学作品に限られた。
「イメージ化の利用は限られる?」
◎つまり、評論や理系的な書物では、映像は全く浮かんでこなかった。だから、「イメージ」化の利用は限られるのではないかとも思える。
「情報が脳内に蓄えられていないせい?」
◎しかも、「ラクラク速読術」でも取り上げられた素材は、「短編小説」であった。しかし、アインシュタインは理系の内容であっても「イメージ」化できるそうだから、私には「イメージ」化できるほどの豊富な情報が脳内に蓄えられていないせいだからだろうとも思える。
「有効視野を広く使う」
◎放送では、イメージ化以外に、「達人たちは、日頃から広く見るための目のトレーニングをしているため、文章を読むときも、文字が認識できる範囲の視野(有効視野)を広く使って読んでいる」そうである。
参考資料⇒「二種類の集中力を使い分けよう」
「かたまりでパッと見」
◎放送から、「短い文であれば、一瞬見ただけで、十分意味をつかむことができます。漢字、ひらがなからなる日本語は、パッとみるだけで意味をとらえやすいといえます。「かたまりでパッと見」が、速く読む一つのポイント」だそうだ。つまり、読むのではなく見る。
「外国語⇒イメージ⇒意味経路」
◎外国語の習得でも、外国語⇒母国語⇒意味という経路から、外国語⇒イメージ⇒意味という経路へと切り替えが必要である。それをしないと何時まで経っても、言語の真の習得には至らない。
「算盤の珠が自動的に動く」
◎別の例では、算盤の達人は、暗算の時には、数字を聞いたり、見たりすれば、それがイメージ化して、算盤の珠が自動的に動くという。それは私が英文を見たときに自動的に映像化されたのと同じ原理だろう。
「盤上のコマをイメージ化」
◎将棋においてもこれが言えそうである。盤上のコマを言葉ではなく、イメージ化する。つまり、コンピュータの用語で言えば、PDF(画像)化をするのだ。
「中抜きが習得の鍵」
◎外国語習得には、母国語に頼らずに、それ(言語)を中抜きして、直接外国語を生でわかるという段階に達しなければならない。中抜きが習得の鍵である。

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