真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

逆読みしてみたくなります、亀井氏の「日本滅ぼす」

外国人参政権付与は日本滅ぼす」
◎今日(2010/04/18)、「亀井氏「外国人参政権付与は日本滅ぼす」」=from"YOMIURI ONLINE(読売新聞)"という記事を読んだ。それについて感想を述べたい。
社民党は賛成」
◎なお、社民党党首の福島消費者相は、「外国人参政権付与」については、「社民党は賛成だ。国政ではなく、地方選挙権という限られた付与だ。諸外国でも認めているところもある」と述べた。
「強烈な違和感を覚えた」
◎実を言うと、私は、亀井氏の「外国人参政権付与は日本滅ぼす」という言葉を読んで強烈な違和感を覚えた。その違和感はどこから来るのかを考えてみた。
「逆読み、裏読みすれば」
◎亀井氏の言葉は、逆読みというか、裏読みというかをすれば、「外国人参政権付与」ごときで、「日本が滅んでしまう」ほどに、もはや日本がひ弱な国だといいたいのだろうか。そう主張しているのだろうか。
「日本はさほどにもろい国なんだ」
◎私は、残念ながら、「外国人参政権付与は日本滅ぼす」から、「日本はさほどにもろい国なんだ」というメッセージが、亀井氏の発言から感じ取れてしまったから、強烈な違和感を覚えた。
「笑い飛ばすくらい日本への楽観」
◎私は、亀井氏からは、逆に、「外国人参政権付与」ごときで、日本はびくともしない、日本の芯はとてつもなく太いんだと、笑い飛ばすくらい日本への楽観を聞きたかった。彼の人柄からはそっちを期待したい。
「なぜびくびくしているのだろうか」
◎なぜ「国政ではなく、地方選挙権という限られた外国人参政権」ごときで、亀井氏は、「日本が滅んでしまう」とまでびくびくしているのだろう。その真意を聞きたい。
「日本人を信じられないのか」
◎それほどまでに、日本を、日本人を信じられないのだろうか。信頼できないのだろうか。氏が国政に参加した経験から、もはや日本がそこまで脆弱な国になってしまったという悲観が奥底にあるのか。
織田信長が日本の統一に向けて」
◎話は変わるが、私自身、今、織田信長が、日本の統一に向けて、突っ走っていかせた怒涛の流れを作り出した歴史的出来事が思い浮かんでいる。
「藩の半独立状態の維持」
◎しかし、結果的には、徳川家康の成し遂げた統一日本は、藩の半独立状態の維持であった。明治政府によって、初めて完全統一を果たしたのが事実であろう。そこに尊王攘夷の意義があるのだろう。
「世界統一」
◎私がさらにその先に期待するのは、「世界統一」である。もちろん、日本が帝国主義的にという意味ではない。バラバラであったヨーロッパ諸国が、"EU"という名前の下で、ヨーロッパ統一へ向けて、徐々に進んでいる。そのような方式でという意味である。
参考資料⇒「帝国主義」=from"Wikipedia"

一つの国家が、自国の民族主義、文化、宗教、経済体系などを拡大するため、新たな領土や天然資源などを獲得するために、軍事力を背景に他の民族や国家を積極的に侵略し、さらにそれを推し進めようとする思想や政策
「アジアの統一へ向けて」
アジア諸国でも、いずれアジアの統一へ向けて、徐々に向かっていくだろうと感じる。残念ながら、その主導権をとるのは、たぶん中国だろう。
人民元基軸通貨にしようと画策」
◎今すでに、中国は、アジア諸国との貿易で、人民元基軸通貨にしようと画策している。それは、恐らく、だんだんと浸透していくだろう。人民元でシバリをかけようとしている。
「かなりの国がそれに従う」
◎中国の発展がさらに進めば、人民元を使わなければ、貿易してやらないと脅されれば、かなりの国がそれに従うだろう。日本はそれにあらがい通すことができるのだろうか。
「システムとそこを流れる情報の統一」
◎何事につけ、統一には、その範囲内で、法律、通貨、その後に文化(言語を含めて)などの統一が欠かせない。それらをひっくるめて、システムとそこを流れる情報との統一(標準化)である。
龍馬伝
◎今、NHKで、「龍馬伝」が放送され、私はほぼ毎回見ている。その中で、龍馬が、藩という枠内で、物事を見るのではなく、日本という視野で物事を見ていくべきだという感じのことを述べていた。
グローバル化
◎現代は「グローバル化」の時代であり、日本から世界をみるという視点と同時に、それ以上に、世界という視点からも物事を見る時代である。
「衰退している思考方式」
◎「外国人参政権付与は日本滅ぼす」という言葉に、日本が衰退している思考方式が垣間見えるように思う。かたや、グーグルやアップルやアマゾンは、世界を網にかけるスケールの大きさで動いている。亀井氏の思考は余りにも守りに入り過ぎている。攻めの欠片も感じられない。
「世界展開をすべき」
◎日本の政治家に最も望みたい思考回路。日本はガラパゴス化を解き放って世界展開をすべきである。その思考回路のなさが日本をどんどん縮小させている。江戸時代の藩は、日本という視点を持たず、他の藩とは対立関係でしか見なかった。
「漫画が先頭を走り」
◎民間レベルでは、日本文化(漫画が先頭を走り、その後を食文化が猛然と追い上げている)が世界を席巻しようというのに、このチャンスをモノに出来ない政治家の度量が余りにも悲しい。政府が民間を後押しする姿勢が欲しい。