真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

民主党が民主党になるのか、それとも自民党政治に逆流するのか

「菅氏・小沢氏 代表選で対決」
◎今日(2010年8月31日)、「菅氏・小沢氏 代表選で対決へ」(=from"NHKニュース")向けて、走りだした。そこから引用。

菅、小沢両氏の会談が行われましたが、対決を回避するには至りませんでした。このあと両氏は記者会見して立候補を表明し、代表選挙は菅、小沢両氏が争うことになりました
「小沢氏へ大きな譲歩か」
◎私は、菅、小沢両氏の会談が行われると聞いて、菅氏が代表選で負けるのを恐れて、小沢氏へ大きな譲歩をするのではないかと心配していた。でも、会談が決裂したと聞いて本当にほっとした。
「世論とかけ離れた考えを持つ小沢氏」
◎以前(2010/08/24)、このブログで、私は、世論とかけ離れた考えを持つ小沢氏を見聞きして、「小沢氏は国民を完全無視して権力奪取へ向かうのか」という記事を書いた。
民主党のためにひた走る小沢氏」
◎その中で、私は、世論(国民)に背を向けて、「民主党のために」、ひた走る小沢氏の姿を描いた。民主党内で小沢氏が好まれる理由はそこにある。
民主党が強固で安定した政党に」
◎小沢氏は、国民がどう思おうと、「民主党が強固で安定した政党になるようにと、粉骨砕身している」ように見える。でも、それは本当に民主党にとってはいいことなのだろうか。
民主党の衣を着た自民党
◎小沢氏が勝つと、民主党は、民主党の衣を着た「自民党」になってしまうだろうと危惧している。あれほどに安定した政党になった自民党と同じ道を歩もうとしている。
自民党からかなりの数の議員が」
◎そうなれば、ポストと安定を求めて、自民党からかなりの数の議員が、民主党に乗り換えるだろうと思う。小沢氏ならば、それを大歓迎するだろう。
「組織の安定化巨大化にだけ」関心」
◎私から見れば、小沢氏は、主義主張よりも、「組織の安定化、巨大化にだけ」関心があるように思える。私は、それを、囲碁や将棋に例えた。
政権交代の意味がなくなる」
◎そうなれば、公明党も、尾っぽを振って、民主党に従うだろう。そこまでいけば、国民が求めた政権交代の意味が全くなくなってしまう。
「物々交換政治」
民主党が安定政党になれば、どうなるか。小沢氏は、ますます、「資金と票と利権との物々交換政治」をおおっぴらに行うだろう。これを行えば、民主党にとっては安泰である。国民にとっては、自民党政治の完全復活である。
「国会運営が行き詰まる」
◎しかし、ここに大きな問題が持ち上がる。それは小沢氏が首相になれば、国会運営が行き詰まる可能性が高い、たとえ、公明党を抱き込んだとしても。
「国民は小沢氏の考えとは真逆」
◎また、国民も小沢新首相誕生には反発するだろう。国民は、小沢氏の考えとは真逆と言ってもいいくらいなのだから。
「かいらいを立てる可能性」
◎とすれば、小沢氏自身は、代表で幹事長をも兼務して、かいらいを立てる可能性も高い。それへの適任は、原口総務大臣か、噂されているみんなの党の渡辺善美氏か。
福島瑞穂氏も有り得るか」
◎はたまた、ダークホースとして、過去を再体験するかのように、社民党党首の福島瑞穂氏も有り得るか。彼女も指名されると、舞い上がってしまうかも知れない。過去の村山富市のように。
村山が指名決選投票で海部を破って内閣総理大臣に指名され、自社さ連立政権内閣が発足した
引用from「村山富市 - Wikipedia」
社会党を衰退に追い込んだ」
◎ところが、それが、かえって、社会党を衰退に追い込んだ。「1994年7月、第130回国会にて所信表明演説に臨み、「自衛隊合憲、日米安保堅持」と発言し、日本社会党のそれまでの政策を転換した」ことが原因ではないかと感じる。
「存在価値をなくす」
◎小さな政党が大きな政党に追従すると、存在価値をなくして、衰退の坂を転げ落ちる。公明党自民党と組んで存在感を喪失しつつある。
「大きな党の影に埋没」
◎同じ思想であれば、小さな党は大きな党の影に埋没してしまう。国民新党も与党の光にかき消されて、散々な結果をなめたではないか。みんなの党も与党に取り込まれると、急激に存在感をしぼませてしまうだろう。
「党の分裂は回避」
◎ところで、今回の会談で気がかりなのは、「どちらが勝っても、党の分裂は回避しよう」という話がまとまったのではないかということだ。
武村正義と激しく対立」
◎例えば、細川政権下で小沢氏は、「内閣とは別に与党の意思決定機関である「連立与党代表者会議」を開き、公明党書記長の市川雄一とともに政権の主導権を握ろうとし(一一ライン)、官邸主導の政治を目論む内閣官房長官武村正義と激しく対立した」=引用from"Wikipedia"
「本物の民主党には成り得ない」
◎私は、民主党に小沢氏がいる限り、民主党は本物の民主党には成り得ないと感じる。もし、小沢氏側が勝てば、民主党自民党の復活となってしまう。そうなれば、菅氏側は、小沢氏側が提案する内容をただただ賛成する操り人形に成り下がってしまうだろう。
「政界再編封じ」
◎それを回避する唯一の手段が、政界再編ではないだろうか。しかし、あらかじめ、会談でその手を封じられたのではないかと危惧する。
「小沢氏は民主主義が大嫌い」
◎つまり、小沢氏は民主主義が大嫌いなのである。自分が常にお山の大将になって、そこから号令を発していたいのである。
「議員が自分の意志で動け」
◎私は、政党の中にも、民主主義を持ち込んで欲しい。トップの言うことをただ、操り人形のように動くだけではなく、ひとりひとりの議員が自分の意志で動いて欲しい。
「政治の世界に民主主義を持ち込め」
◎政治の世界にも、政治の手法にも民主主義を持ち込んで欲しい。それは小沢氏には不可能である。出来るのは、菅首相側だろうと期待するので、どうしても菅首相には勝って欲しい。